コグマ夫婦のキャンプ雑記

アメリカキャンプ旅計画中。キャンプばかりの夫婦が日常、旅先のこと、好きなギアや好きなキャンプ場を語ります

【アメリカキャンプ】イエローストーン国立公園でキャンプ&観光のコツ!


 

アメリカでキャンプ旅中のコグマです。

旅も後半に差し掛かり、今回はバットランズ国立公園〜デビルズタワー国定公園〜グランドティトン国立公園〜イエローストーン国立公園〜グレイシャー国立公園〜マウントレーニア国立公園〜オリンピック国立公園〜という、いわゆる大自然堪能の黄金コースを一挙に巡ってきました。

なかでも一番ネームバリューがあるイエローストーン国立公園楽しかったのもありますが、いっちばん観光が難しかったのが印象的です。コグマ家、いろいろと失敗もしました。観光の拠点となる宿の位置をミスってしまったのですw

人が多く混雑がすごい観光スポットが園内で散らばっているために、拠点となる宿についてはしっかり策を練らねばなりません。キャンプをする人も、しない人もそうです。

とにかく、イエローストーンでかすぎ。すごすぎ。

世界的にも有名なイエローストーン国立公園、せっかくなら効率的に回りたいですよね。

泊まる場所さえ間違えなければうまくいきます。多分ね。

さて!コグマ家の失敗談・感想も含め、イエローストーン国立公園についてまとめたいと思います。

イエローストーン、キャンプ場はいっぱいあるので、キャンパーの皆さんにはぜひキャンプをおすすめしたいです。笑

関連記事>>>【アメリカキャンプ】アメリカのキャンプ事情まとめました - コグマ夫婦のキャンプ雑記

イエローストーン国立公園ってどんな感じ??

さて、イエローストーン国立公園、めちゃくちゃ混んでました。笑

(コグマ家が訪れたのは7月。)

というのも、アメリカ内初の国立公園であったということと、その雄大な自然、奇抜な景色から世界的にネームバリューがあり、全世界から数多くの観光客が来るからです。

かなり大きな規模の活火山なんですよね。世界に類を見ない不思議な景色も多いという。

観光のピークは6月〜9月で、それはもうこの時期には、生き生きとした動植物達に加え、想像を超える自然の景色を観れるわけですから、そりゃみなさん殺到しますわな。

そして1日で観光スポット全てを見終わらないスケールのでかさ。うーんすごい。

ではどんな観光スポットがあるか?主要観光ポイントを以下でまとめてみます。

グランド・プリズマティック・スプリング

こちらはよく旅行雑誌等で見たことある方が多いのではないでしょうか。イエローストーンを象徴する熱水泉です。歩いて展望台まで登っての景色です。

鮮やかな色に染まってます。中央部は熱すぎてバクテリアが住めないため、信じがたいくらいの青の鮮やかさを保っているということらしい。周辺の色の変化はバクテリアのもの。不思議だ〜〜きれいだ〜〜地球すげ〜〜〜〜

また、遊歩道で間近の距離から見ることもできます。蒸気がすごくてよく見えね〜〜〜〜でも本当に鮮やかな色

うーん、不思議ですねぇ。地球。(壮大)

オールドフェイスフル

はい、イエローストーンは活火山ということで、間欠泉!時間になると、熱湯が吹上げます。

海外だとさぞ珍しいのかな?日本で何度か見たことある身としては、『なるほどこんなもんね』程度ですが、すごい人だかり

でも日本にはこんな広い空のもとで見れる間欠泉もなかなかないかな?と思います。

マンモス・ホット・スプリングス

あ〜〜ちょっと我が家の写真だとわかりづらくてすみません。奥に見えますのが巨大な石灰岩が重なるマンモス・ホット・スプリングスです。

こちらは、いわゆる巨大な石灰棚です。かなりの年月をかけて出来上がったその姿は、どこか宇宙っぽいですね。

ここがイエローストーンにホテルができた最初の地とのこと。ここのビジターセンターにはフリーWi-Fiも飛んでますね。

こちらも遊歩道が整っているので、気軽に近くで見ることができます。

野生の動物たち

各所ほかの場所では見れない見どころがたくさんあるのですが、何よりいっちばん魅力的だったと思うのが、野生の動物たちですね。

朝・夕になるとそこかしこで、日本で見られないサイズの動物たちが人間お構いなく活動している姿は、圧巻でした。

バッファロー。本当に車にお構いなく自由に食事をされていました笑。でけぇ。

鹿様。こちらもでけぇ〜〜。大きなツノが立派です。かっこいいっすね。

そのほかにも熊がいたり、リスがいたり、動物達の住処にお邪魔させてもらっている感じが、日本では感じられない自然の凄さを実感させ、感動します

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広大な自然

あとはもう、他にもいろいろあるんです。どこまでも続く草原や、広大な湖、かと思えば渓谷に大きな滝があったり

その景色はイエローストーン公園内で少し移動するだけで姿を変えてくるので、ドライブしてるだけでも驚きの連続。『アメリカ、すげぇ。』の一言。

イエローストーンでできること・トレイル、ドライブ、キャンプ

そんなイエローストーンでの観光については、基本『各スポットへ車で移動し、徒歩で観る』という感じですね。

イエローストーンでできることをまとめます。

イエローストーンでトレイル

やはりイエローストーンに限らず自然を一番身近に感じることができるアクティビティと言えば、トレイル・ハイキングです。

イエローストーンにもたくさんのトレイル・ハイキングコースが設置されています。

ビジターセンターのレンジャーさんに聞くとオススメのコース、難易度なんかを教えてくれ、マップもくれます。時期や天候、体力によっておススメコースは変わるので要チェックです。

トレイル・ハイキングに行く際は、必ず水、軽い食料、帽子、靴、上着等々は持参してください。あと熊除けスプレー。イエローストーンではレンタルができます。詳しくは当記事後半の『観光のコツ』でまとめてますので参考にしてください。

大自然の中を歩き、いろんな景色を間近に見ることができます。また、運が良ければ珍しい動物たちにも会えます。

↑トレイル中に遭遇したアナグマさん。

イエローストーンでドライブ

できればトレイル・ハイキングまでやってほしいですが、ドライブだけでも楽しいのがイエローストーンです。

バッファローがいるのを見つけたり、360度広がる広大な草原を眺めたり。今度は滝だ!とまたまた車を停めて景色を見て。主要観光スポットをまわるだけでも、いろんな景色の中を通るので道中飽きません

なかなか日本ではこんな景色の中をドライブはできませんので、ぜひ安全に楽しんでもらいたいですね。

イエローストーンでキャンプ

キャンプ好きはやはりキャンプしてください。超おすすめです国立公園はどこも大自然で、ある程度環境も整っていますので。

イエローストーンも例に漏れず、現地の人も含め、キャンプはオーソドックスな滞在方法なので、ぜひ!

イエローストーンでのキャンプについては、当記事の後半でより詳しくまとめています。

キャンプ場のサイト数も全キャンプ場を合わせたら1000以上あるかな?かなり大規模なのでご安心ください。

イエローストーン観光のコツ

イエローストーンはその広大な広さゆえに、効率的な観光にはコツが必要で、ノープランで突入すると痛い目にあいます。笑

いくつかコグマ家が痛感した観光のコツをご紹介します。

とにかく移動に時間がかかるのを心得よ

イエローストーンはとにかく広い!かつ、動物・人間・自然保護を目的に、国立公園内の車の運転に関して、多くのエリアで制限速度が40マイル(時速60キロ程度)以下に抑えられています。つまり、移動に時間がかかるのです。

時速60キロなら普通じゃん!と思うかもしれません。たしかに日本では普通の速度ですね。

しかし、アメリカの広大な土地を移動するのに60キロというのはまぁ〜〜遅いのです。アメリカの一般的な制限速度はだいたい60マイル(時速80キロ程度)くらいですからね、40マイルでは全然目的地に辿りつかないw国立公園はどこもそれくらい広いのです。

イエローストーンの各観光スポットは点在しています。全部回ろうとすると、車移動の時間だけで5時間以上かかりますw

コグマ家の場合、宿泊したキャンプ場から『マンモス』という観光スポットに行くだけで片道2時間同じ国立公園内なのにどんだけ広いねんイエローストーン!←キャンプ場の選定ミスです

そして混んでいる。しかも多くの国立公園は自然保護のために片側一車線の道路がほとんどです。わお。

とにかくとにかく、 移動に時間がかかることを想定した方がいいです。

とにかく観光に便利な立地の宿を抑えよ

ここで大事になってくるのが、宿の場所!行きたい観光スポットを洗い出し、観光に有利な場所の宿を探し出しましょう

何より事前に予約しておくに越したことない!ので、日本の旅行会社のパックだったり、ネットから予約しておくと安心です。

でもそんなのちゃんちゃらめんどくせぇ!という方々、キャンプ場利用に限っては当日でも早めに行けばなんとかなるかもしれません、立地については保証はできませんが。笑(詳しくは後半の『イエローストーンでキャンプをしよう』で解説します。)

※コグマ家はちなみに、当日土壇場で取ったキャンプ場がめちゃめちゃ観光のしづらい立地で、非常に効率の悪い観光となってしまいました。 w

キャンプなんかイヤ!という人は絶対にロッジやホテルを予約しておきましょうハイシーズンのアメリカ観光地の人出は本当にヤバいので笑、注意です。

電波がない可能性

加えて、多くの国立公園の例に漏れず、お使いの携帯が圏外の可能性があります。

コグマ家はT Mobile回線ですがまぁずっと圏外でしたねwほかの回線ももしかすると圏外の可能性があるので、その点注意です。

マンモス地域はビジターセンターに行けばフリーWi-Fiがあるので、もし心配な方は宿をマンモス地域にするなりするといいかもしれませんね。

もし万が一圏外状態になってしまって、困ってしまった場合はビジターセンターのレンジャーさんに相談しましょう。

あとは、圏外に備え紙媒体の情報源を持参すると大変安心です。

コグマ家は『地球の歩き方・アメリカ国立公園編』を持参しました。これがかなり多岐にわたって情報がまとまってますので大変便利。キャンプ場情報も載っています。

ぜひ持参しましょう。

熊除けスプレーをレンタルしよう

えー、イエローストーンは、熊が出る地域です。キャンプ、トレイルの際は注意です。

コグマ家もイエローストーンではありませんが、国立公園のキャンプ場の近くで実際に野生の熊を見かけてます。

特に、トレイルの際は山間部に踏み込み熊のテリトリーに身1つで入り込むケースもあるので、イエローストーン国立公園内ではどのコースも、基本は熊除けスプレーの保持が推奨されます。一缶50ドルくらいです。(公園内やウォルマートで買えます)

とは言え、トレイルなんてそんな頻繁にしないのにイエローストーン観光のためだけに50ドルはちょっと‥!という方向けに、イエローストーンに限っては『熊除けスプレーのレンタル』ができます。良心的‥!

これがどこでもレンタルできればさらに良心的なのですが笑、レンタルできるのはキャニオンビレッジ(canyon village)のみという謎配置。返却は複数箇所でできて、24時間レンタル10ドルです。

コグマ家は各国立公園を回る予定で、トレイル・ハイキングを積極的に行うので熊除けスプレーを購入しましたが、一度限りという方はぜひキャニオンビレッジのレンタルを検討されてもいいかなと思います。

自然大好き人間は、すぐ隣グランドティトンも必見

これは蛇足になりますが、イエローストーンへ大自然を目的に行かれるのであれば、ぜひすぐ隣のグランドティトン国立公園もついでに行かれるのをおすすめします。

グランドティトンについては、また近々記事にしますが、イエローストーンとはまた雰囲気の違った自然が見れます。

コグマ家はイエローストーンのついでのつもりでグランドティトンへ行きましたが、グランドティトンの方が好きでしたねw←個人的見解です

よかったらぜひ行ってみてください。

イエローストーンでキャンプをしよう

さて、キャンプブログらしくキャンプの話題を‥!

先述した通り、大人気の国立公園であるのと、電波状況に不安のある山あいということで事前に知っておきたいキャンプ事情をまとめます。

園内にはかなりたくさんのキャンプ場があるので、当日早い段階で到着できれば予約なしでもどこかしらのキャンプ場には泊まれるかと思います。

ただ、園内がとてつもなく広い+キャンプ場設備もそれぞれ全然違うので一番都合のいいキャンプ場を行く前から目をつけておくといいですね。

キャンプ場の人気度を把握しよう

まずはそれぞれのキャンプ場の人気度を把握しましょう。

以下の画像をご覧ください。コグマ家が平日12時に、マンモスのビジターセンターで把握したキャンプ場の空き状況です。

filled today』の欄が『available』のキャンプ場はこの日の12時にはまだ空きがあるキャンプ場です。早い者勝ちですが、平日お昼の予約なしの到着でもキャンプ場を取ることができる状況です。

filled today』の欄が『時間』になっているキャンプ場は、当日キャンプ場がフルになった時間を表示しています。例えば『grant village camp ground』は早朝6時半にフルになってますねwwこちらはランドリー・シャワー・マーケットが付随してる為に人気です。予約なしには相当な早起きをしないと無理ゲーです。笑

ちなみに『filled yesterday』は前日、何時にそれぞれのキャンプ場がフルになったかを表示していますが、大体のキャンプ場は夕方にはフルになって埋まってますね。中には21時にフルになったキャンプ場や、フルにならなかったキャンプ場もありますが。

この人気の差は何かというと、ずばり設備・立地です。

トイレが水洗かどうか、ランドリーが付いているかどうか、スーパーが近いか、観光スポットから近いか、Wi-Fiがあるか等でが出てきます。あとは値段か。

なので、もし立地や設備で譲れない点がある場合は、ハイシーズン人気のキャンプ場に関してはできれば事前にネット等から予約したいところ、、それか、スーパー早起きをしてキャンプ場を確保するか。

上記のキャンプ場の空き情報は、イエローストーンのマンモスのビジターセンターでディスプレイになっていたものです。こうしてディスプレイ表示のあるビジターセンターと無いビジターセンターがありますが、レンジャーさんに聞けば空き状況や設備等を教えてくれるので、もしどこのキャンプ場にチェックインしようか迷った場合はレンジャーさんに相談してみましょう

熊が出る地域でのキャンプ

先述もしていますが、イエローストーンは熊も生息しています

食べ物・洗剤・化粧品等においのするものはベアーボックスにしまうのが鉄則です。歯磨き粉もですよ〜〜

テントには匂いのするものを一切持ち込んではいけません。熊が来てしまうかもしれないので。

ゴミの出しっぱなしもダメです。付随のゴミ箱に捨てましょう。

どんな気候?

基本山間部なので雨が降ることもしょっちゅうあります。雨対策を。

また、朝夕は夏でも冷え込みますので防寒対策を。

あとはもいますので虫除け。

買い出しは公園内でもできますが、割高なので観光前にどこかの街で買っておくのが吉です。

周辺設備について

キャンプをするとなると大事になってくるのが、周辺施設

シャワー、ランドリー、マーケット、ビジターセンター、観光スポットが近くにあるかないかで人気度も変わってきます。

先述した通り、イエローストーン内のグラントキャンプ場なんかは、ランドリー・シャワー・マーケットが付随しているので早朝6時にはいっぱいになってましたね w

人気のないキャンプ場はこれらが備わっていない可能性があるので、その分安くもなりますが、多少の不便を覚悟した方がいいでしょう。

コグマ家の泊まったルウィスレイクキャンプ場はシャワーなし、ランドリーなし、マーケットなし、ビジターセンターなしの超端っこに位置していて、だいぶ不便でした‥!毎回車で30分かけて隣のグラントビレッジまで行ってさ‥!(←下調べせずに突撃した結果)

圏外で困らないように紙媒体の情報があると安心

キャンプ場を探すにも、国立公園内含め、道中圏外でネットで調べられない!なんてことはザラです。

そんな時はどうしても紙媒体に頼らざるを得ません。

特に地球の歩き方は、サイト数や設備、立地等キャンプ場情報もまとまっているので、持参すると安心です。

コグマ家が泊まったルウィスレイクキャンプグラウンド

キャンプ場の雰囲気も、それぞれ全然違うのですが、ルウィスレイクキャンプ場はザ・森の中!です。

  • トイレあり
  • シャワーなし
  • ランドリーなし
  • マーケットなし
  • ビジターセンターなし
  • 早い者勝ち
  • イエローストーン最南端で観光には不向き
  • 車横付け可能
  • T Mobileは圏外

スペックとしては上記の通りですね。

まず着いたらお金を入れる封筒を取って、サイト番号に予約の札が挟まってない無人のサイトから好きなサイトを選び、設営したらお金をPAY BOXにいれる流れになります。

基本トイレしかないので、何かしら用を済ますにあたっては近くのビレッジ(グラントビレッジ・車で30分くらい)に行く必要があります。

さらに、観光スポットの1つであるマンモス地域が一番遠くなる立地で、マンモスまでは片道2時間!わお!不便!って感じでした。

でも泊まるだけであれば十分でしたので、ほかのキャンプ場がやむなく埋まってしまっている場合は選択肢でしょう。あるいはキャンプのみが目的であれば十分かもしれません。

しかしほかのキャンプ場が空いているのであれば客観的にみて他のキャンプ場の方がおススメです、ルウィスレイクキャンプ場は立地が不利という意味で。ははは。

まとめ・イエローストーン国立公園は壮大すぎて宿の位置が大事すぎた件

さて、コグマ家なりになりますが、イエローストーン国立公園についてまとめさせていただきました。

せっかく行くのであれば少しでも事前に情報を多く持って行っていただければ幸いです。

イエローストーン、壮大な自然を存分に体感できます。動物たちもあるがままに生活していますし、日本では絶対見れない自然のスケールに感動します。

まぁ広すぎて、無鉄砲に突っ込むと、とても観光しづらい形にはなってますので、宿の位置なんかはお間違いないように!笑

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