こんにちは、アメリカを3ヶ月間キャンプで旅してきましたコグマ家です。
今回は、数あるアメリカの国立公園の中でも、コグマ家が大変気に入っているオリンピック国立公園についてご紹介します。
オリンピック国立公園は、『苔むす温帯雨林、美しいビーチ、雪被りの山並み』を携える、数ある国立公園の中でも、1番バラエティに富んだ国立公園です。
そんなオリンピック国立公園でキャンプをしてきたコグマ家。
自然大好きな人にはぜひ、人生で一度はオリンピック国立公園に行ってみて欲しい!
さらにキャンパーには、人生で一度はオリンピック国立公園へキャンプをしに行ってほしい!笑
今回はオリンピック国立公園の観光・キャンプについてのコツをまとめます。
関連記事>>>【アメリカ国立公園ランキング】観光におすすめの国立公園を9つご紹介します - コグマ夫婦のキャンプ雑記
オリンピック国立公園てどんなところ?
アメリカにありますオリンピック国立公園は、シアトルの上にあるめちゃめちゃ大きな国立公園です。
そんなオリンピック国立公園を特徴づけているのが、アメリカで最も湿った『温帯雨林』である『ホー・レインフォレスト』の存在です。
オリンピック国立公園で温帯雨林を体感せよ!
オリンピック国立公園内の『ホー・レインフォレスト』では、ぜひ温帯雨林の中を歩いて見て欲しいです。
見てください、この、苔むした木々を。
『ホー・レインフォレスト』は、高さ100メートルの木々の原生林を苔やシダが覆い、ほかの地域の森とはまったく違った雰囲気を醸し出しています。
まるでジブリ。もう『もののけ姫』の世界ですよね。
さらに言えばジュラ紀。ジュラシックパークとかもこんな森だったような。
とにかく、映画に入り込んでしまったかのような世界がそこにはあります。
その辺から恐竜がでてきてもおかしくないくらいの自然に、なんだかタイムスリップしてしまったかのような気分になります。
このような圧倒的な非日常の自然を体感できるのが、オリンピック国立公園内の『ホー・レインフォレスト』なのです。素敵。
ちなみに温帯雨林とは?
『温帯雨林』とは、温帯の地域で雨量が多い地域に形成される植生を指します。
日本にもあるんですよ。『白神山地』が温帯雨林にあたります。
ちなみにコグマ家は白神山地に行ったことはなくて、このオリンピック国立公園が初めての『温帯雨林』を体感した場所でした。
本当に緑が深くて感動します。圧倒的に非日常。温帯雨林すげぇ。
オリンピック国立公園のビーチ・山もおすすめ
『ホー・レインフォレスト』に合わせて、オリンピック国立公園の見どころとしては『100キロ以上続くビーチ』や『氷河を携えるオリンポス山』も挙げられます。
欲張りですよね。オリンピック国立公園は、アメリカにある国立公園の中でも『森も・海も・山も』とかなりの欲張り仕様です。笑
どう楽しむかは皆様次第!
コグマ家の一番のおすすめは『ホー・レインフォレスト』なのですが、ビーチも山も素晴らしいのがオリンピック国立公園です。
オリンピック国立公園のビーチ
オリンピック国立公園は海沿いに位置しており、手付かずの自然が残る美しいビーチを携えていることでも有名です。
時間的に余裕のある方はぜひ泳いでみるのもいいですね。
オリンポス山(ハリケーンリッジ)
また、オリンピック国立公園中央にはオリンポス山もそびえています。
山頂は常に降雪があり、雪被りの様は美しいです。
また、八つの氷河も携えています。その景観は本当に素晴らしいです。
歩くのが好きな方は、そんな山々を歩くことができるトレイルに挑戦されるのもおすすめです。(夏でも防寒必須です)
コグマ家はハリケーンヒルトレイルという、全長2.5キロで気軽に挑戦できるトレイルに行ってきました。
天気が良かったら、青空に美しい山並み・ワイルドフラワーと絶景の予定でしたが、ドン曇りw
運が良ければ、野生のシカやマーモットにも会えるみたいですね。
↑我々は雷鳥に会えました!(曇天具合 w)
オリンピック国立公園には温泉施設もある
さらには、オリンピック国立公園、『温泉施設』もあるんですよ。
ソルダック・ホット・スプリングス(Sol Duc Hot Springs)
ソルダック・ホット・スプリングスはオリンピック国立公園の温泉施設で、水着着用にて温泉を楽しめます。
アメリカで温泉だなんて新鮮で貴重な体験ですよね。
また、 ソルダック・ホット・スプリングスはキャンプ場や宿泊施設も兼ね備えてますので、ご希望であればここに宿泊もいいかもしれません。
ちなみに、日帰り温泉もできるので、気軽に行ってみてはいかがでしょうか。
周辺地域のラベンダー畑も有名
ちなみに、オリンピック国立公園に沿った位置にある『スクイム』という地域では『ラベンダー畑』も有名です。
(オリンピック国立公園見所多すぎ問題w)
7月中旬にはラベンダーフェスティバルも!
ついでに寄ってみるのもオススメです。
オリンピック国立公園の場所
そんな見所多すぎのオリンピック国立公園ですが、改めて場所を確認してみましょう。
アメリカ国土の中でもかなりカナダよりに位置しています。独特の気候なのも頷けますね。
さらに拡大してみると、一番近隣の大きな都市はシアトルであることがわかると思います。
オリンピック国立公園を観光する場合、シアトルを拠点にして観光される方が多いです。
また、シアトルと比較してオリンピック国立公園の大きさも伝わるかと思います。
オリンピック国立公園、めちゃくちゃ広い公園なんですw
オリンピック国立公園観光のコツ
一言で公園とは言え、シアトルとのサイズを比べたときに、オリンピック国立公園がめちゃめちゃでかいのが伝わりますでしょうか。
先述しましたオリンピック国立公園の観光ポイントである、
- ホー・レインフォレスト
- 海岸沿いのビーチ
- ハリケーンリッジ
- ソルダック・ホット・スプリングス
- スクイムのラベンダー畑
上記を全て回ろうとしても、とても1日では周れません。
全部回るとしたら4日以上は欲しいところ。
日数に合わせて行く場所を絞るも一案ですね。
オリンピック国立公園の観光のコツは、『とても広いので旅程には余裕を持つ』ということですね。
オリンピック国立公園ベストシーズンについて
オリンピック国立公園の観光についてのベストシーズンは夏場ですね!
7月〜9月は比較的晴れの日が多く、天候も安定しています。
特に、7月中旬はオリンピック国立公園の周辺地域の『スクイム』にてラベンダーが見頃なのでより楽しいでしょう。
冬になるとオリンピック国立公園はかなり厳しい環境になり、できることが限られてしまいます。
コグマ家は7月の夏に訪れましたが、夏でもハリケーンリッジは標高が高いので寒かったですし、ホーレインフォレストも雨が降ったりすると大変涼しかったですね。
夏とはいえ防寒があるといいでしょう。
なので、夏を外して行くと寒すぎるかもしれません笑
オリンピック国立公園でキャンプしてみた
さて、コグマ家は今回オリンピック国立公園でキャンプをしてきました。
なかなか温帯雨林でキャンプなんてできないですし、大変楽しかったのでみなさまにもおすすめします。
以下では、オリンピック国立公園のキャンプ場情報をまとめていきます。
オリンピック国立公園のキャンプ場
オリンピック国立公園には、公園周辺も含め相当数キャンプ場があります。
園内だけでも14箇所!すげー。
公園内に入る時やビジターセンターで、マップを入手できるのでそちらで確認できます。
当日の天候や園内のコンディションによって、目的のキャンプ場がオープンか・クローズか変動しますので、必ず事前に園内のビジターセンターで情報収集をしましょう。
キャンプ場のスペックについても、まちまち。
ビジターセンターで、希望にあったキャンプ場をオススメしてもらうのが一番確実ですね。
コグマ家は今回、『ぜひ温帯雨林でキャンプしたい!』ということで、オリンピック国立公園の中の『ホー・レインフォレストキャンプ場』にお世話になりました。
ホーレインフォレストキャンプ場、めちゃめちゃ良かったです!
もしキャンプ場が多くて迷われる場合は、『ホー・レインフォレストキャンプ場』をおすすめします。
ホー・レインフォレストキャンプ場で泊まってみて
では、ホー・レインフォレストキャンプ場がどんな感じだったかというと‥。
みてください、この草木が繁ってる感じ。
本当はもっと苔むしてたりシダが茂っていたり、素敵なキャンプサイトいっぱいあったんですが‥。
コグマ家は到着が夕方になってしまったので、すでに埋まってました涙。なのでコグマ家はこのサイトに!
キャンプ場にも全体的に原生林感が漂っていて、とても楽しい。
おやぁ、エルク様のおいでだ〜!
このエルクは我々人間に構わず、2時間ほどキャンプ場の草木を堪能されていきました。笑
自然との距離が近く、日本では絶対に味わえない雰囲気のキャンプ場ですので、コグマ家のお気に入りとなりました。
キャンプ場利用方法・早い者勝ち!
ここで、オリンピック国立公園のキャンプ場の利用方法についてまとめます。
アメリカ国内のどのキャンプ場もそうですが、基本は早い者勝ちです。
ネットや電話で予約ができる場合もありますが、我々外国人には少し難易度が高いですよね。
コグマ家は予約してみたものの、予約が受理されてないこともありましたw
一番確実なのは、とにかく早い時間帯でキャンプ場に行くこと。
コグマ家が『ホー・レインフォレストキャンプ場』に着いたのは7月の16時過ぎだったのですが、その時点でキャンプ場はだいぶ埋まってました。
せっかく非日常な温帯雨林で泊まれるのに、やはり雰囲気のいいサイトから埋まってしまう‥!
↑すでにかなり埋まってるw
サイトを決めた人から、専用用紙に滞在日数や名前を記入し、サイト番号の場所にセルフで掲示します。
で、お金を専用封筒に入れてPAYBOXに入れると。
最悪の場合『FULL』で泊まれないこともあるので、なるべく早くキャンプ場に突撃することをオススメします。
焚き火台・テーブルベンチあり
アメリカの大方のキャンプ場は区画サイトで、各区画に焚火台とテーブルベンチが付いています。
『ホー・レインフォレストキャンプ場』も、もちろん付いていました。
手軽にアメリカでも焚き火ができますね。
トイレあり、シャワーなし
オリンピック国立公園内のキャンプ場にはシャワーがないケースも多いので、その点注意です。
『ホー・レインフォレストキャンプ場』もシャワーがありませんでした。
もし、シャワーがあるキャンプ場を希望の場合は、レンジャーさんに聞くと教えてくれます。
近隣にシャワー施設がある場合も、教えてくれると思うので気軽に聞いてみましょう。
『ホー・レインフォレストキャンプ場』のトイレはめちゃきれいでした。
圏外の可能性を考慮せよ
オリンピック国立公園に限らず、アメリカの国立公園はほぼ圏外です。(キャリアによると思いますが)
コグマ家のT Mobile回線は、『ホー・レインフォレストキャンプ場』でもまったく通じませんでしたw
キャリアによって電波状況に違いはあるかと思いますが、念のため到着前までになるべくのことは調べていきましょう!
そうは言っても不安な場合は、紙媒体の情報として『地球の歩き方 アメリカの国立公園』等を持参すると安心感が違うでしょう。
『地球の歩き方 アメリカの国立公園』には、観光情報から、キャンプ場情報、ハイキングコースや地図も載っていますので、大変役に立ちます。
コグマ家は電波の入らないキャンプ場では、ひたすら地球の歩き方を読んでいましたw
買い出しについて
また、オリンピック国立公園には、キャンプ場に併設したスーパーマーケット等もないので、できれば買い出しは済ませておきたいところ。
もちろん近隣の街まででれば小さなスーパーくらいはありますが、オリンピック国立公園に来る前に買っておいた方が選択肢は多いかと思います。笑
オリンピック国立公園の気候
さて、最後にオリンピック国立公園の気候についてご紹介します。
先述した通り、7月〜9月は比較的気候が安定し、晴れの日も多いです。
しかし、もちろん山の周辺なので天気は変わりやすいですから必ず雨対策もしていきましょう。
また、夏場でも雨の日や、朝晩は冷え込みます。必ず防寒を持っていきましょう。
アメリカのキャンプ事情について
さて、オリンピック国立公園のキャンプ場情報についてまとめてきましたが、より詳しくアメリカのキャンプ事情を知りたい方は、以下の記事で解説していますのでご参考ください。
まとめ・オリンピック国立公園で欲張りに自然を体験しよう!
オリンピック国立公園の魅力が少しでも伝わりましたでしょうか?
自然大好き人間にはもってこいの環境です。
また、1つの公園内でここまで様々な景観を楽しめる国立公園はオリンピック国立公園意外にありません。
チャンスがあればぜひ、訪れてみてください。