アメリカでの長期滞在を計画中、コグマ夫婦です。(アメリカでキャンプがしたい!)
今回は長期旅行で必要なビザについて記事にしました。
短期旅行ではあまり意識しないと思いますが、長期の場合はどのビザで行くのか、しっかり確認が必要になります。
ビザとは?
渡航先の各国大使館で発行されるもので、外国籍の人が渡航先の国への入国を許可される際に発行されるものです。
不法滞在等を防ぐ目的でアメリカなんかは最近審査が厳しいですね。
観光、就労、留学、商用、ワーキングホリデー等、目的によって申請すべきビザがかわり、滞在可能期間や申請に必要な条件もかわってきます。
もちろん誰もが無条件で取れるわけではないのです。それだと意味ないですからね。
資格が必要だったり、面接が必要だったり、最低限の準備が必要であり、それは国やビザの種類で様々です。
今回は、アメリカのビザを例に、主だって観光メインに長期滞在される方向けに解説していきます。
ちなみにアメリカはワーホリ協定国ではない
最近よく聞くようになりましたね、ワーキングホリデー。実はこれもビザの一種です。
『ワーキング』とついてるから就労向けかな?と思うかもしれませんが、実は目的が観光のみでも活用できるのです。
ワーキングホリデーとは?
ビザ申請時の年齢が18~30歳の方のみ対象で、観光・就学・就労ができる万能ビザです。
金銭的に長期滞在が難しい人も、いざとなれば『就労可』という点が大きなメリットとなり、注目を集めています。
ワーキングホリデービザでは具体的に以下が可能です。
* 語学学校に通う
* 現地で生活する
* 観光も可能
* 一般的な観光ビザよりも長期で滞在可能(1年~2年)
働いてもいい。学校に通ってもいい。観光ばかりでもいい。自由です。(つまりどのような時間にするかは自己責任ですね。)
※ワーホリの『就労』に関して。働くことを主たる目的にはできないので、各国それぞれ連続して雇用されることができる期間やルールが定められています。確認しておきましょう。
ワーホリ制度が使える国は限られる
長期旅行を目論む身としては大変魅力的なワーホリですが、ワーホリ制度が使える協定国は限られます。
今回の記事の主役、アメリカについてはワーホリ協定国ではありません。どーん
アメリカ長期観光にはESTA(ビザなし)かB-2ビザ
アメリカでは、移住希望でない場合の入国ビザとして以下のように種類があります
* 商用/観光ビザ
* 就労ビザ
* 学生ビザ
* 交流訪問者ビザ
* 通過ビザ/クルービザ
* 宗教活動家ビザ
* 使用人ビザ
* 報道関係者ビザ
* 貿易駐在員・投資駐在員ビザ
* 婚約者ビザ
ではアメリカに長期旅行に行くにはどのビザを検討すべきか。選択肢は二つです。
※ワーホリビザとは違うので、以下の場合、現地で就労できない点に注意です!
ビザなしESTAで行く
日本のパスポートは信用力が高いので、アメリカの場合ビザなしでも最大90日間連続で滞在できます。
いわゆるビザ免除プログラムになります。
利用に申請が必要で、インターネットから電子渡航認証システムESTAを申請することになります。(出発72時間前までに)
申請料金として14ドルかかります。(クレジットカード払い)
一度取得すると2年間有効です。ただパスポートの有効期限が過ぎたり、記載事項が変更された場合は再申請が必要です。
ESTAがとれたら、あとは帰りの航空券を手配して、準備完了です。(片道の航空券のみだと入国拒否されてしまう可能性がありますよ)
手間がないので、アメリカでの長期滞在の場合一番選ばれる方法がESTAかと思います。
ESTAでの頻繁な訪米は不自然
ESTAの申請により、一度に連続して90日の滞在が許可されるのが一般的です。
ではESTAの有効期限2年のうちに、何度も90日の滞在を利用できるのか?
理由や動機にもよるので一概には言えませんが、あまりに頻繁に出入国を繰り返すと入国拒否のケースもあるようです。
せっかく航空券を買いアメリカまで来たのに、入国拒否なんて悲しすぎますね。(この場合航空券代は返ってきません)
どうしても再度入国する場合は正当な滞在理由を証明できるものを持参したほうがいいですね。
最終的には入国審査官の判断次第ですけどね。
B-2(観光)ビザを申請する
もうひとつの方法が、B-2ビザの取得です。
ESTAは連続90日間が限度とされていますが、B-2ビザは90日以上の滞在の許可が取れるビザとなります。
ただ、B-2ビザを取得していても、滞在できる期間の判断については入国した時の空港の入国審査官の判断に委ねられているので、B-2ビザがあるからと言って必ずしもESTA以上に滞在ができるとも限りません。(えー?!笑)
※滞在後帰国の意思を示すことが重要です。移住目的でないことをはっきりさせる必要があります。なぜなら、移住希望の人はまた別のビザを取得する必要があるからです。旅行者である旨が伝わらない場合、入国拒否のケースもあります。
B-2 ビザは、旅行、友人や親族の訪問、治療、同窓会や社交、奉仕活動など娯楽や休養を目的とする渡航者を対象としています。 B-1/B-2 申請者は全員が移民希望者であると仮定しています。申請者は、以下を示すことによって、この法的な仮定を覆す必要があります。 渡米目的は、ビジネス、娯楽、治療など一時的な訪問であること。 一定の、限られた期間のみ米国に滞在する計画であること。米国での滞在費をまかなう資金の証拠:預金通帳など。米国外に居住地があることに加えて、米国外に社会的・経済的な強いつながりがあり、訪問の終了時には確実に帰国すること。 引用元:米国ビザ申請 | 商用/観光ビザ - 日本 (日本語)
B-2ビザ申請には上記を証明するための資料を準備し(英語で)、大使館での面接通過が必要です。
ふむ…ESTAに比べてとても手間がかかりますね!しかも3ヶ月以上の滞在について100%確約じゃないという笑(入国時、入国審査官が最終判断をします)
以上の理由で、滞在期間にこだわりのない方はESTAで済ませてしまうのが一般的です。
ただB-2ビザを取得することで3ヶ月以上の滞在も叶うかもしれません。
手間はかかりますが、実際に取得できている方もいるので、ご自身の旅のプランに合わせ検討してください。
まとめ
- アメリカはワーホリできない
- 3ヶ月以内の観光滞在であればESTA申請
- 3ヶ月以上の観光滞在の場合はB-2ビザにチャレンジしてみよう
あまり頻繁に海外に行かない方だとビザの仕組みは複雑で悩みますよね。 コグマ家はESTAで行ってきます!